今回のテーマは展示会です。
皆様も展示会には出展したり見学に行ったり何らかのご経験がおありかとは思いますが、弊社もご多分に漏れず両方積極的に参加しております。コロナ禍での展示会について弊社の経験を少しお話しさせていただきます。
まずは、コロナ以前は毎日のように何処かで大小を問わず様々な業種の展示会が開催されていましたね。工業系で大きな展示会といえば機械技術要素展や2年に一度東京で開催されるJIMTOF(工作機械の展示会)等が挙げられますが、その他、各地域で行われる商工会議所や銀行系が主催の展示会・ユーザーさんの会社内で商社が行う展示会・企業が単独で行う展示会等、あらゆるところで行われていました。
コロナ禍の展示会
私たちは今まで海外の展示会を含めて大小あわせて年に数回は出展していました。それが2020年の2月頃からコロナが拡がりはじめ様相が一変しました。
弊社も幕張で去年の2月後半にあった展示会に出展していたんですが来場者はほぼ皆無で、出展者同士の名刺交換に終始してお互い慰めあっていたのを思い出します。また、出展社も早々に会期の途中でも撤収したりしていました。その後も去年は展示会に2回ほど出展しましたが、ブースに飛沫防止の垂れ幕を付けての開催等色々な経験をさせてもらいました。
やはり来場者は激減で(主催者発表は何故か実感より多いんです・・・)いつも最終日まで頑張っていましたが、毎回落胆して撤収作業をしていました。もちろん海外展示会には行ける筈もなく展示会に関しては四面楚歌の状態でした。
オンライン展示会について
その中で当初新しい展開としてオンライン展示会が盛んに催されるようになりました。
ただ私見ですが、まだまだオンライン展示会は難しいんじゃないかと考えております。有名企業なら可能性はあると思いますが、弊社の様な弱小企業にわざわざ訪問してくれるとは思えないんです。目当ての企業があれば私なら先ずその企業のホームページを覗きに行きますが・・・
リアルの展示会であれば他の企業が目当てでも会場を廻っているうちに偶然弊社のブースを見つけて興味を持っていただき、その後商売に繋がる事もありました。しかしオンラインではお客様の強い意志がないとなかなか繋がりが持てないように思います。
私の考え方が古いんでしょうか?
これから先はもっと進化してVR等で本当に展示会に行ってるような感じで色々なブースを物色し、気になった企業があればそこの説明員とオンタイムで会話ができ、商品の質感や匂いも感じ取れるようになったらもっと違う展開になるでしょうね。
最近の展示会について
今年に関してはほとんど展示会には出展せずにいましたが、ようやく12月に東京と大阪で展示会に出展しました。雰囲気は現状コロナの感染者が減っているためか出展社側のキャンセルは一時よりも大幅に減少しました。以前は会場の至る所に空きブースが見受けられ、大きな会社ほどキャンセルしていたのでかなり目立っていました。
12月の展示会は全員がマスクをし、出入り口で必ず検温と手指消毒をする以外はコロナ以前の状態には戻ってきました。やはりお客様と直接会話ができるのはいいですね。ただ、来場者数に関してはまだまだ低調で、コロナの影響はまだまだ続きそうです。
今後の展示会への取り組みについて
弊社にとって展示会は大事な営業ツールの一つです。プラスチックベアリングというニッチな商品のため、なかなか弊社の商品を必要とされるお客様と出会うことができません。もちろん、飛び込み営業などしても効果がありません。
それに対して展示会では思わぬ出会いがあります。来場者の皆様方は当然ですが出展社同士でも思わぬ繋がりができたりします。その様な出会いを求めて今後も展示会には積極的に参加していきたいと考えております。
これからもオミクロン株など未知数な社会状況ですが早く終息して、これが過去の歴史の一部になるように願っております。