金属ベアリングの場合、外輪・内輪・ボールが金属でできており、(保持器も通常は金属)転がり軸受けといえども各々の接触部では滑り摩擦が発生し、金属同士の摩擦ゆえ熱が発生し焼き付けやフレーキング現象が現れます。
そのため、金属製のベアリングは、オイルやグリースを充填し、摩擦力を小さくする必要があります。
また、オイルやグリースは摺動面のサビの発生を防ぐ役目もしております。
オイルやグリースを使う場合の問題点として、
- 定期的にオイルやグリースを補充する必要がある
- 水や液体などにさらされる場合、オイルやグリースが流れ出てしまうために、摩耗したりサビが発生したりで使用できない
といった問題があります。
しかし、プラスチック製のベアリングの場合、外輪と内輪及び保持器の材質がプラスチックで出来ており、プラスチック自体が自己潤滑性をもっていたり、摩擦抵抗が小さかったりしますので、オイルやグリースが必要ありません。
詳細ページはこちら