サガワ産業株式会社様の非破壊検査装置「PECT-SP1」に弊社のプラスチックボールベアリングをご提供しております。
この装置は様々な非磁性金属の表面、内部、裏面にある亀裂欠陥に加えて、重ね構造の表面、内部や裏面にある亀裂欠陥も検査することができる装置です。
装置に接続したプローブ(電子測定器などの、センサ、電極、探針etc)を検査対象物の表面で滑らせて、渦電流の乱れの信号を検知します。
試作段階では、樹脂で製作した治具にプローブを装着して使用されていましたが、滑らせているときに引っかかることがあり、検査に支障を来すため、お困りでした。そこでボールベアリングを治具に取りつけ、タイヤとして使用することでなめらかに滑らせることができると考えられました。
しかしながらプローブからパルス電流を流すため、電磁誘導で通電してしまう金属のボールベアリングは使用したくないと考えていたところ、当社の非磁性プラスチックボールベアリングを使用すると通電する心配がなく、プローブをなめらかに滑らせることができるのでは?と弊社にお問い合わせいただきました。
そこで当社からは樹脂の軌道輪、保持器にガラスボールを組み合わせたベアリングを提案し、採用していただきました。
この事例の関連ページ
・絶縁性 |
導入事例トップに戻る