金属のベアリングでは一般的なシールド/シール型を樹脂で製作できるかとよく尋ねられるので、今回樹脂ベアリングにおける両シールド型シール仕様に関する紹介動画を製作しました。
ここでは弊社のシール形状を「両シールド型」と呼び、実際にシールドを取り付けたベアリングを「シール仕様」と定義します。
両シールド型に関してはシールドを取り付けているわけではなく、基本形状(片側シールド型)の外輪を少し変えており、ボールが見えない形状になっております。性能としてはシールドが非接触であるため大きなごみを防ぐことができ、回転性能は基本形状(片側シールド型)と同等になります。
シール仕様は樹脂で製作したシールを取り付けております。両シールド型よりも防塵性が良くなりますが回転時の抵抗が少し大きくなります。シール仕様は寸法や材質によって製作可否が異なるので打ち合わせさせていただいたうえで製作いたします。
しかしそもそもシールが必要になるのは金属ベアリングのグリス漏れを防ぎ、メンテナンスを減らすこと。防水や異物混入を防ぐためです。
樹脂ベアリングの場合はグリスが必須ではないので、必ずしも両シールド型やシール仕様が必要になるわけではありません。
よって特別な理由がある場合のみ使用していただいております。
詳しく動画で紹介しているのでぜひご覧ください。