下の写真が実際に金属ベアリングとプラスチックベアリングを塩水・薬品に浸した際の変化の様子です。
それぞれを3分、6時間、24時間の間液中に置き、比較してみます。
プラスチックベアリングに関しては、塩水・酸・アルカリそれぞれに適した材質を使用しています。
①塩水
②薬品(酸・アルカリ)
どちらも数分ではあまり変化はありませんが、金属ベアリングの方は、時間が経つにつれて少しずつ錆らしきものが発生し、24時間後には完全に錆びて(腐食して)しまい使用できなくなってしまいます。
一方でプラスチックベアリングの方は24時間経っても全く変化はありません。実験を続けそこからさらに24時間経った48時間後でも変化は見られませんでした。
24時間後の金属ベアリングとプラスチックベアリングの違いです。
(プラスチックベアリングに付着しているものは、それぞれの溶液が蒸発し結晶体が残留したものです。)
●金属ベアリングの場合
食塩水 |
酸系洗浄剤 |
アルカリ系洗浄剤 |
●樹脂ベアリングの場合
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たった24時間での違いを感覚では認識していても、視覚でとらえるとよりインパクトがあります。
このように水中や薬液中など金属ベアリングでは使えない環境においてでも、プラスチックベアリングは腐食せず長寿命で使用することができます。
使用環境や薬品名などご提示いただければ、最適の材質でのご提案をいたします。
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